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SF経済小説「プレート」の ささやかな検証

 ☆SF経済小説「プレート」について、読者のみなさんから多くの感想や疑問を頂きました。そのうち重要ないくつかの点を取り上げて、いろいろ考えてみたいと思います。

(6) ロボットはどこまで進化するのか

最近は将棋や囲碁の達人でも、AI(人工知能)のロボットに負けることが多いようです。なにしろ、この相手は記憶力抜群。過去の名棋譜は全部覚えてしまい、さらに自分で新しい手を考え出すようになったそうです。でも現在のAIは、巨大なコンピュータ―そのもの。まだ人型にはなっていません。コンピューターが小型化すれば、人型になるでしょう。

人型ロボットは、いま案内係や応接係として活躍しています。その多くは、人間の声を聞いて内容を判断し、たくさんの記憶のなかから適切な答えを探し出してくるのです。将来、人間の脳波を感知できるようになれば、こちらが何も言わなくても、ロボットはちゃんと答えてくれるでしょう。

ここまで進化しても、これらはまだ人の形をしたコンピューター。つまり人型ロボットに過ぎません。さらに進化して人間並みの思考や感情を持つ、人間型ロボットになるためには医療技術の飛躍的な進歩が必要です。人間の脳や神経系統に関する研究が進み、同じような機能を持つ電子回路が造れるかどうか。

それには長い時間がかかるでしょうが、200年後の実現を否定する根拠はないでしょう。そのときロボットは完全に人間型となり、喜怒哀楽の感情を持ったり、恋愛もできるようになるかもしれません。

                             (続きは来月)


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SF経済小説「プレート」の ささやかな検証

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(5) 新元素ダーストニウムの発見

ロボットが人間に代わって、あらゆる仕事を完璧にこなすようになりました。原材料の生産から商品の製造、流通に至るまで、すべてロボットがやってしまいます。したがって、コストはゼロ。通貨は不要になり、経済は消滅します。このダーストン星で、ただ一つロボットに造れないものがありました。それは電気でした。

電気がなければ、機械もロボットも動けません。しかしダーストン人は、海底から採取した新元素ダーストニウムを活用することで、この問題を解決したのです。銅を基盤とした金属にこのダーストニウムを混合して造った細い針金の網を、強化ガラスに埋め込み、高速道路の表面に敷き詰めました。すると猛烈に発電効率の高い太陽光発電パネルになったのです。

そんな新元素が見付かるものか、と考える人も少なくないでしょう。でも待ってください。いま地球上で取り合いになっているレアアース。そのなかのネオジムやジスプロジウムなどは、鉄材に混ぜると磁性を大幅に高めます。ハイブリッド自動車やハイテク製品には不可欠な原料。だから取り合いになっているのです。

でも人類がこれらレアアースのこうした特性に気付いたのは、ごく最近のこと。まだ未知の海底には、どんな新元素が眠っているのか、誰も知りません。200年後には、地球上でもダーストニウム製の太陽光発電装置が大活躍している確率は、きわめて大きいと考えてもおかしくはありません。

                             (続きは来月)


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(4) 経済のない時代が、やってくる?

あらゆる金属は元素の形で海に溶け込み、深海の底に沈殿しています。これを地上に吸い上げて、工場で分別・加工。鉄や銅、金やプラチナ、それにレアメタルまでを生産します。この工程は完全に自動化され、人間はたまに見回る程度。

コメ・麦・野菜の栽培、牛・豚・鶏の育成。魚の人工飼育。計画的な植林。さらに海水を濾過して真水を作るなど、生活に必要な物資はすべてロボットと機械が生産してしまいます。そして製品の配送など、流通も自動化。

人々は生活センターへ欲しいものを注文すれば、なんでも届けてもらえます。それも無料で。なぜなら原料費も生産費も流通費も、すべてがコスト・ゼロだからです。

この結果、人間はほとんど働かず、なんでも無料で手に入れることができるようになりました。だから支払い手段である“おカネ”はいっさい不要に。こうして長い間、人類だけが営んできた経済活動は消滅したのです。

                             (続きは来月)


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(3) ロボットが、何でもやってしまう時代に?

いま世界では、ロボット化が急速に進んでいます。ロボットと言うと鉄腕アトムのような人型ロボットを思い浮かべますが、コンピューターで制御された機械化も一種のロボットです。その好例はテレビのニュースによく出てくる自動車生産工場の溶接場面、あるいは半導体を製造するミシンのような機械でしょう。

この種のロボット化が進んでいる産業は、自動車、電機、食品、医薬品など。受け持っている仕事は、溶接、運搬、種分け、組み立てなどが多いようです。最も進んだ製造工場では、ロボットが全体の8割の仕事をこなしていると言います。さらに製造業だけではなく、介護・医療や農林水産業でもロボットの仕事が増えてきました。

ドイツ政府はITとロボットの組み合わせによる生産性の向上を「第4次産業革命」と位置づけ、産業のロボット化を強力に支援しています。モノの生産から組み立て、検査から搬出までを機械化して行く計画です。

こうした動きが広がり、ロボット技術も進歩すると、どういう世界になるのでしょうか。一時的には人間の職が奪われて、大きな政治・社会問題を惹き起こすかもしれません。でも200年後には、ロボットが100%近くの仕事をこなすようになるでしょう。そのとき人間の仕事は、ほとんどなくなります。

でも人間が働かなくても、ロボットが何でも造り出してくれますから、人々が生活に困るようなことはありません。そのとき、世の中はどんな風に変わっているのでしょうか。

                                (続きは来月)

                         
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(2) 人口が増え続けたら、どうなるのだろう?

世界の総人口は、いま75億3400万人を超えました。1日に20万人も増えており、国連では2050年には97億人に達すると予測しています。日本のような先進国では人口が減り始めたところもありますが、アフリカなどの新興国では今後も爆発的な人口増加が続くでしょう。

いまから200年後の世界、総人口はどこまで膨らんでいるでしょうか。200億人?、300億人? 医療技術の目覚ましい進歩で、病気やケガで死ぬ人はなくなるでしょう。すると500億人?、いや600億人?

そのとき食料は足りるのでしょうか。水やエネルギーも。200年先と言ったら遠い将来のようにも思えますが、人生100年の2倍と考えたら決して果てしない未来ではありませんね。

ダーストン星では、人口を適正な水準にとどめておくため、すべての人の寿命を100歳とすることを決めました。この星の人たちは何の疑問もなくこの決定を受け入れ、平等に与えられた100年の人生を楽しんでいるようでした。

さて地球人は、どんな方策をとるのでしょうか。

                              (続きは来月)

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